妊娠・出産・育児・母乳を充実させる為に!


by osan03
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自分は母乳が出ないの?

これはよくある質問です。

1人目の時出なくなって、完全母乳でやれなかったけれど、自分は出ないの?
一人目の時出なかったら、二人目の時も出ないの?
自分の家系は おばあちゃんも、母も出なかった、
自分もあまり出ないから、出ない家系みたい。

と言うような質問などを時々受けます。

結論から言うと、自分が思うに 
‘本当に出ない人は極まれだ、99%は出る!’
ただ ‘出るように もっていってもらえなかっただけだ!’

という事です。

次からは、自分の経験から分かった事を書きます。

赤ちゃんが生まれてからの5日~10日の間に、どんなやり方をして頂いたか?
が、その後のコースを決める重要な分かれ道になる、と思っています。


◎ 完全母乳コース
◎ 混合コース
◎ 混合から早々とミルクに切り替わるコース


‘母乳が出ない’と思っている方で、自分は母乳でやりたいんだ!
と思っている方は、何故母乳が出るのか?
そのメカニズムを知ると、‘じゃぁ出るメカニズムに添ってやろう!’
と言う気持になると思います。

乳房は‘母乳を入れる容器’ではありません。
‘母乳を生産する臓器’です。


どうやれば母乳を生産するのか?

母乳をやるのに重要なホルモンは<プロラクチン=母乳を作るホルモン> と、
<オキシトシン=収縮ホルモン>(・・・このホルモンが作られた母乳を、
乳頭の方へ押し出します。)です。


まず、母乳が作られる事が先です。

そのためには、赤ちゃんに 生まれた当日から、何回も何回も吸ってもらう 
<頻回授乳>
 が必要です。

母乳育児の草分けとも言える‘故 山内逸郎先生’は、生まれた当日
分娩台で吸う始めての授乳を入れずに、 
<24時間で11回以上 授乳をしたお母さんは、その後の母乳の分泌が良い!>
 と、本に書いておられました。


私も自宅分娩の方にはミルクを使いませんので、頻回授乳をして頂き、
早い方では、2日目から母乳が飲めるくらい出て来ます。


赤ちゃんが母乳を吸う事で
、乳頭への吸てつ刺激が脊髄を通って 脳 へ行きます。
そして 脳 の脳下垂体前葉と後葉を刺激して、
前葉からは、母乳を作るホルモン<プロラクチン>
後葉からは収縮して母乳を押し出すホルモン<オキシトシン>が分泌します。


赤ちゃんが‘吸う’と言う事は、
車にたとえたら、動かす為にエンジンキーをかけるのと、同じだと思います。

キーをかけなかったら車は動かない!

乳頭を吸う刺激が無ければ、
母乳の分泌は遅くなるか、出が悪くなる。


(単純にこれだけでもないのですが・・・妊娠中に作られていたプロラクチンの働きを抑えていた胎盤が、体の外へ出た事により、プロラクチンが活発に動き始める・・・と言う事もあるのですが)

でも、持続して母乳を出し続けようとしたら、これは絶対に必要な事です!

5分以内の短時間でも良いから、兎に角乳頭への刺激を数多く与える事です。

あと、乳頭には‘乳栓’といって母乳の出口を塞いでいる‘栓’が詰まっている事が殆どです。
赤ちゃんが早くから吸う事で、張ってくる前にこの‘栓’を取ってくれます。
お産をした病産院で、張って来る前の初期の段階で
この栓を取って下さる所は、本当に少ないです。

この栓が取れないまま、母乳がドンドン作られると、
母乳が外に出れないので、乳房はパンパンに張ってしまいます。
ダムの水がせき止められたのと、同じだと思います。

こうなると
赤ちゃんが張りすぎでうまく吸えない (張りすぎで乳頭が短くなり、きちんと吸い付けない)
あるいは、吸っているけど母乳があまり出ていない、と言う事が起きます。

それを防いでスムーズな母乳育児をする為にも、早期からの頻回授乳は必要です。

又、帝王切開の方の場合、産前・産後から点滴(水分)がドンドン行きますので、
張って来るのが早いです。
けれども赤ちゃんの授乳の開始が遅くなる事が多く、
(意識して赤ちゃんを連れて来て下さり、授乳をドンドンして下さったなら大丈夫なのですが)
退院の頃には、母乳が上がってしまって少ししか出なくなった・・・、
と言うケースも何度か目にしました。
(これは、断乳<卒乳>の時と、同じ経過を辿っています!)

もう1つ順調な母乳育児を妨げているものに‘ミルク’があります。

ミルク は、消化が母乳よりかなり悪いです。
その子の消化能力にもよると思いますが、同じ30cc飲んだとしても、
次に ‘お腹がすいたぁ~’ と自然に起きる時間は、ミルクの方が圧倒的に長いです。

たとえ起きなくても、ミルクを口に入れてあげれば、
お腹がパンパンになるまでも、赤ちゃんはミルクを飲みますが・・・。
(その結果どうなるかは、前回のブログを参考にして下さい。)

ミルクを飲んだ後は、消化にエネルギーを取られている為か、
頭の方も ‘お留守’ になっているようで、ずっと寝ている事が多く、
頻回に母乳を吸わせる事が難しくなります。

起こして吸わせようとしても、寝ているか、うつろな目で口にくわえるけれど
真剣に吸ってくれません。

赤ちゃんは、哺乳動物です。
お腹が空けば、生きるための本能が目覚めます!
ミルクと併用している時、これが難しくなります。


もし、ミルクをやらざるを得ないけれど、いずれ母乳だけでやりたい!
と思われている方がおりましたなら、
自分の赤ちゃんが <何cc飲んで何時間寝るか?・・・何時間目に自然に起きて
‘お腹がすいたぁ~’と泣くか?> をまずつかむ事からお勧めします。
そして最低でも、 2時間~2時間30分 には起きて要求する量を見つける事です。
起きたら兎に角母乳を吸わせる事です!
この時間が短ければ短いほど良いです。
そのうち母乳量が増えてきます。
そうしたらドンドンミルクの量を減らして行く事です。

そして最終的には、母乳だけでやっていく事です。

(ミルクは消化が悪いので、3時間に1回にして下さい。)

母乳育児をしている人の母乳回数は、
3ヶ月頃の軌道に乗った人で、
24時間で平均 <14回> と言われております。


それまでは、もっと多い回数吸わせています。
一回の時間は、長くても 20分以内 にした方がいいです。

夕方一番母乳量は落ちます。
その時、ミルクをたくさん飲ませてしまうと、
お母さんと赤ちゃんの母乳リズムが狂います。

グッと一眠りした後の夜中には、
日中の2~3倍の量が生産されます。
夜間は3時間に1回は、母乳を飲ませる事です。

それを朝まで吸わせないでいると、乳房トラブルが多くなります。

夕食の食べ過ぎ、 遅い食事、 重い物を食べる・・・

これらは夜起きるのがおっくうになり、
夜の授乳をサボりたくなりますので、気をつけましょう!


このブログは、母乳育児を希望されているお母さんの為に書きました。


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by osan03 | 2007-09-27 23:02 | 母乳