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by osan03
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カテゴリ:視線を合わせない子( 3 )

視線を合わせない子ー③

その子と出会ったのは産婆になり始めた頃だった。なぜ、遠くを見て 目を合わせないのだろう?・・・と思いずっと 心に残っていた。  今は 低出生体重児 と言うけれど、その頃は 未熟児 と言っていた。確か2000gは 無かったと思う。 生まれてすぐ保育器に入れられ、ずっと 人に抱かれる事も無く、その中で ミルクを飲まされ 余り話しかけられる事も無く、大きくなっていった。   ずっと寝かされていたので、頭も片側だけ 平らで いびつだった。 2500gを越え、保育器から出され コットに移されて 抱かれてミルクを飲むようになったが、 その子は いつもどこか遠くを見ているような目で誰とも  目  を合わせなかった。その子には、自分の心が届かない感じがした。  保育器の中にいた頃は、いつも 天井を向いていたので 出てからも それがその子の 視線の先になったようだ。

          サイレントベビー  だった。

今でこそ、低出生体重児は ドンドン手を触れ 話しかけて カンガルーケアーをするようになったけれど、 その頃は まだその考えは無かった。  あの子は 今どうしているだろう・・・と フト 思う時がある。

これは 何かで読んだ事だけど、ある人が 戦争孤児(赤ちゃん)をたくさん集めて(100人だったか?)施設に入れ、暖かくしてミルクをあげるけれど、もし 一言も話しかけなければ どうなるのか? と思って そこで働く人に、ただ一つ やってはいけない事として <話しかける事> を指示したそうだ。 そうしたら 赤ちゃん全員が 死んだそうだ。

‘視線を合わせない子’ を通して思った事は、赤ちゃんは人(親も含めた)の心をたくさん受け、 手をかけ 話しかけられて 育っていくのだなあ~、と 言う事でした。

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by osan03 | 2006-10-10 00:26 | 視線を合わせない子

視線を合わせない子ー②

断乳(卒乳)手当てを依頼され ご自宅を訪問した。矢張り2歳近くの男の子がいた。 タオルを当てて手当てを始めた。 そうしたら男の子が来て タオルを引っ張っては じゃまを始めた。
何度当て直し してもその度に荒っぽくじゃまをされた。 明らかに反抗的になっていた。

手当てができない <おかしい・・・> と思いお母さんに 手を休め、 断乳に至る経過をお聞きした。 お医者さんから その子に‘貧血がある’と言われ心配になって 断乳を強行したようだった。 その子は やめられた事に納得していなかった。 それから暴力的反抗的になり始めたようだ。話しかけても 絶対に視線を 合わせない。 < このまま断乳したら この子が 歪んでしまう>  と思いお母さんに断乳を延ばすよう お話しした。
お母さんも この子の事を考え、つらい思いをこらえて 断乳にふみ切ったようだけれど、この子の  ‘心’  が次になっていた。 
それから お母さんに 「この子に母乳を飲んでいいんだよ!飲ませなくってゴメンネって 後ろから抱いて謝って」とお話しした。 飲んでいいんだよ!と言った時、一瞬 嬉しそうな顔をしたが飲みには こなかった。お母さんがその子を抱いて 飲ませようとしたが 手足をバタバタさせ 抱いているお母さんの手からのがれようと 暴れだした。 ‘手を離さないで’とお母さんに言ったら お母さんは暴れて泣きじゃくる子を、 離すまいと 必死に抱きしめていた。<お母さんのその姿が 私の胸を打ちました!!>
どの位経ったのか、 しばらくその状態が続いた・・・。 疲れてきた子が 一瞬真剣になっている  母 の目 を見た!!  それから少しして その子は、お母さんの腕の中で 疲れ切って寝てしまった。‘ もう大丈夫だ’と思った。
その子を寝かせ その日は、帰ってきた。
それから その子は落ち着きを取り戻して 母乳を又飲み始め、目も合わせるようになった!!

赤ちゃんや小さな子と 向き合う時は、言葉は話せなくても こちらの心は全部知っているし、何かをする時も きちんとした心のやり取りが 必要です。 ‘分かる’と思ってきちんと言葉でお話ししてあげる事ですね!

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by osan03 | 2006-10-07 03:38 | 視線を合わせない子

視線を合わせない子ー①

以前、手当てにお伺いしたご自宅に 4ヶ月の女の子と2歳位のお兄ちゃんがいた。事情があり女の子は、ミルクだった。そこのお家に入って女の子を見た時、  ハッとした。  絶対に人と視線を 合わせないのだ。  スッ と避けてしまう・・・。 お兄ちゃんは 遊んで欲しい盛り、 ミルクをあげているお母さんの気を引いて 遊んでもらおうと、ドンドン話しかけ ‘目’を自分に向けさせる。 ( 女の子に対する嫉妬も あったのか?)  お母さんは、 耐えず話しかけるお兄ちゃんに気を取られ、 手はミルクを飲ませているけれど、女の子の所に心は無かった。
ミルクも 最初はラックに寝かせたまま 飲ませていた。

後でお母さんにその事をお話しし、事情をお聞きした。女の子は 声を出すようになってから、最初は何かを言っていたようだったが、そのうち 静かにただ ミルクを飲むようになったようだ。 お母さんは、お兄ちゃんの相手に気を取られ、 ‘心’ がその子に向いていなかった事に気付かれた。

お母さんに、 その子との時間を取って 兎に角ドンドン話し掛け 心を向けるように お話しした。又 ミルクを あげる時は、必ず抱っこをして その子の目を見て 話しかけながら あげるようにお話しした。
それから お母さんは、真剣になってそれを実行した。
何ヶ月後だったか 忘れたけれど (2~3ヶ月は 経っていたと思うが)、後から連絡したら 目を合わせるようになり、話しかけたら声を出して 返してくるようになった!!と喜ばれていた!

(赤ちゃんは、 自分の要求に答えてくれない事が 続くと、視線を合わせなくなったり 諦めてもう要求しなく なります。そういう時、‘瞳’ の輝きも消えていきます。)

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by osan03 | 2006-10-05 01:45 | 視線を合わせない子